« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011年1月

2011年1月31日 (月)

海外作家第2弾!~ジャン・ピオベールの巻~

お正月休みボケからようやく復活

もう2月ですものね。。。

さて、今週からは海外作家第2弾といたしまして、ジャン・ピオベール展を開催します

前回のアレシンスキーに引き続き、ピオベールも版画作品を展示。

こちらは全作品リトグラフによる版画です。

P1090872

P1090873

ピオベールは1900年、フランス生まれの作家さんです。

アンフォルメルの作家の一人で、1940年代半ばから1950年代にかけて、フランスを中心に現れた激しい抽象絵画を主とした美術の動向をアンフォルメルと称します。

アンフォルメルの主な作家には、ジャン・デュビュッフェなどが挙げられます。

それにしても1900年生まれってスゴっ

展示しながら、「これが50年も前の作品って考えたら凄くな~い?」と社長。

P1090874

そうなんですよね。50年前に制作された作品とは思えないほど今の時代にもしっくりくるというか、現代を生きているというか、古さを感じさせない、そんな作品なんです

P1090875

みなさんもそんなことを考えながらご覧になってみてください。

50年前、半世紀も前。。。ふむふむ、なるほど、と言いながら

プロフィールによると、ピオベールは2002年に亡くなられたようなので、102歳まで生きてたということになるわけですね

たくさん想像し、創造し、思う存分人生を堪能されたんでしょうかね。

今回の展示作品は1960年代のものです。

ピオベール60代ってことですね。還暦過ぎてもなおこの感性

たいていの方は定年のお年頃ですが、芸術家はまだまだ現役ばりばりなんですね

創造することがエネルギーなのかもしれません

一世紀を生きた作家のほんの一場面、感じにいらしてください。

お待ちしております

ジャン・ピオベール展

2011年1月31日(月)~2月18日(金)

休廊日:2/6(日)11(金・祝)12(土)13(日)

|

2011年1月17日 (月)

新年あけまして・・・17日目

あけましておめでとうございます

本年もどうぞ宜しくお願い致します

と、元気よく言ってはみたものの、すでに17日が経ってしまいました

画廊は12日から開廊しております。

それにしても長い長い冬休みでした

頭を切り替えるのが大変

たくさん言い訳をしながら、2011年最初の展覧会のご案内をさせていただきます。

新年一発目は『ピエール・アレシンスキー版画展』

今回の見所のひとつとしては、版画の技法が、銅板・リトグラフ・シルクスクリーンの3種類用いられていますので、その違いを見比べていただくのもよろしいかと思われます。

それぞれに色の出方、表現できる線の表情など様々ですので、まずは遠目から、そして近くに寄ってじっくりと眺めてみてください

Pioa_2

左から1番目がリトグラフ。3番目はシルクスクリーン。

2番目だけ、今回唯一のドローイング。和紙に墨を用いて描かれています。

アレシンスキーは1927年ベルギーはブリュッセルに生まれ、国立高等学校で印刷技術とイラストレーションを学びながら作家活動を始めます。

1955年に来日し東京や京都にて書を研究。2番目のドローイングに墨を用いているのはその影響もあったからでしょうか。1960年に制作された作品です。

Piob

Pioc

こちらの作品はすべて銅版画です。

銅版画の中でもシュガーアクアチントという技法が用いられているようです。

水玉や飛沫のような表現が可能です。

この技法は、ニードルではなく筆によるエッチングとも言われ、筆で描いたものがそのまま表現できるので、見た目にはリトグラフと間違えられることもあります。

ニードルとの違いを顔を近づけてじっくりゆっくり感じていただければと思います。

ピエール・アレシンスキー展

2011年1月12日(水)~28日(金)

休廊日:16(日)・22(土)・23(日)

|

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »