« 年の瀬です | トップページ | 海外作家第2弾!~ジャン・ピオベールの巻~ »

2011年1月17日 (月)

新年あけまして・・・17日目

あけましておめでとうございます

本年もどうぞ宜しくお願い致します

と、元気よく言ってはみたものの、すでに17日が経ってしまいました

画廊は12日から開廊しております。

それにしても長い長い冬休みでした

頭を切り替えるのが大変

たくさん言い訳をしながら、2011年最初の展覧会のご案内をさせていただきます。

新年一発目は『ピエール・アレシンスキー版画展』

今回の見所のひとつとしては、版画の技法が、銅板・リトグラフ・シルクスクリーンの3種類用いられていますので、その違いを見比べていただくのもよろしいかと思われます。

それぞれに色の出方、表現できる線の表情など様々ですので、まずは遠目から、そして近くに寄ってじっくりと眺めてみてください

Pioa_2

左から1番目がリトグラフ。3番目はシルクスクリーン。

2番目だけ、今回唯一のドローイング。和紙に墨を用いて描かれています。

アレシンスキーは1927年ベルギーはブリュッセルに生まれ、国立高等学校で印刷技術とイラストレーションを学びながら作家活動を始めます。

1955年に来日し東京や京都にて書を研究。2番目のドローイングに墨を用いているのはその影響もあったからでしょうか。1960年に制作された作品です。

Piob

Pioc

こちらの作品はすべて銅版画です。

銅版画の中でもシュガーアクアチントという技法が用いられているようです。

水玉や飛沫のような表現が可能です。

この技法は、ニードルではなく筆によるエッチングとも言われ、筆で描いたものがそのまま表現できるので、見た目にはリトグラフと間違えられることもあります。

ニードルとの違いを顔を近づけてじっくりゆっくり感じていただければと思います。

ピエール・アレシンスキー展

2011年1月12日(水)~28日(金)

休廊日:16(日)・22(土)・23(日)

|

« 年の瀬です | トップページ | 海外作家第2弾!~ジャン・ピオベールの巻~ »