井上玲子 追悼展
気持の良い秋晴れの中、久々の立体展が始まりました
今回は、去年の7月に亡くなられた彫刻家、井上玲子先生(1932-2010)を追悼し、
当画廊にて1972年に開催されたグループ展で出品したものから2002年の作品まで
14点を展示しました。真鍮とアルミニウムによる作品です。
先生は、1969年に自由美術協会の会員になられ、佳作賞、平和賞を受賞。
協会外でも数回受賞。また、作品の野外設置にも力を注がれました。
公共空間へ設置された主な作品:神奈川県立近代美術館「カゲボウシ」、
海老名市相模鉄道さがみの駅前「遥」、和洋女子大学短期大学部「風の詩」、
第一製薬株式会社本社ビル「いのちの海」その他多数。
それでは、会場風景をご紹介いたします
型に囚われない自由な発想で美しい曲面と曲線により構成された作品たち。
生前の先生はいつもニコニコされていて穏やかな方でしたが、「マサカサマ」など
ユーモアのあるタイトルや優雅な曲線からも先生の女性らしい柔らかさや暖かみを
感じます
突然の訃報を伺うほんの少し前までお元気そうでしたので、先生の笑顔に
もうお目にかかれないと思うと寂しいですし、先生の新作が見られないことが
残念でなりませんが、少しでも多くの方々に先生の残されたものをお伝えして
いけたらと思います
この展覧会をきっかけに、各地の先生の野外設置作品にもご興味を持って
いただけたら嬉しいです
井上玲子 展
2011.10.31(月)~11.18(金)
休廊日:11.3(木・祝)~6(日)、13(日)
営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)
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