藤林叡三×西八郎展 開催中
このところ、不安定な天気が続いております
花粉の飛散時期も始まったばかり。マスクを取って快適に過ごしたいですね!
さて、今週から始まった『藤林叡三×西八郎 展』をご紹介いたします
藤林叡三(ふじばやしえいぞう)
1928年京都市生まれ。1950年武蔵野美術学校西洋画専攻科卒業。
1955年から62年まで療養生活のため画業を中断。後、1966年自由
美術家協会会員となる。1968年渡欧、また、自由美術協会展にて
靉光賞受賞。1995年長期在外研究員として渡欧(4月から10月)。
1996年武蔵野美術大学油絵学科主任教授就任、11月15日死去。
個展、グループ展多数。
収蔵作品(栃木県立美術館、早稲田大学演劇博物館、他)
西八郎(にしはちろう)
1929年京都生まれ。1946年大阪市美術研究所に学ぶ。1955年自由
美術家協会会員となる。1967年第一回靉光賞受賞。1971年三越主催の
新鋭選抜展にて優秀賞受賞('74までの4回出品うち3回)。
1979年5月11日死去。
個展、グループ展多数。
藤林 叡三 「バベルの旋律」 1971年10月 F60 油彩
今回は、1970年前後で藤林作品を6点と西作品を5点(計11点)の幻想絵画
を展示しております。
幻想美術は現実にはありえない情景を幻想的に描き、人間の内面、本質を
深く探ろうとするものです。
ボッシュやブリューゲル、ダリの影響がみられる両氏の絵は、地面からニョキニョキ
と手が何本も出て絡み合っていたり、首なし族が激しい殺し合いを繰り広げていたり。
一見、気持ちの良い絵とは言えないかもしれませんが、戦争動乱が当たり前であった
多感な時期の体験、憤り、焦燥、空虚・・・内から湧き出る感情がユニークに描かれて
います。糸でつられ不安定に傾いたままほほ笑む女性にどんな感情が込められている
のか。岩に突き出て向き合う顔・口・指に、皆さんなら何を読み取られるでしょうか。
会期はあと2週間あります。ぜひ足をお運びください
会期:2012.3.5(月)-23(金)
休廊日:3/11(日)、17(土)~20(火・祝)
営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)
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