染木煦展開催中
前回告知をさせていただきました
そめき あつし
『染木煦展』が今週から始まりました
今回は、油彩8点とステンシル作品6点の14点を展示しております。
会場風景と作品の一部をご紹介いたします
上の作品は、紙の上に図柄を切り抜いた型紙をのせて色を塗る技法
(型紙版画)で制作されています。
当画廊に持ち込まれた時は表紙を含む9枚1組の本になっていました
ステンシル特有の平面的な形と鮮やかな色彩で構成されています。
上の作品は、現地の民族衣装や工芸品を身に付けた自画像です。
器用に彫られた手作りの額が絵を際立たせています
展覧会の予告で染木さんの略歴を少しご紹介しましたが、
1934年に絵画制作と民俗学調査のために南洋群島へ渡航
帰国後は現地でのスケッチを基にした作品を発表したり、手記を出版
されました。
画家として、学者として、その後も中国やシルクロードなどを訪れては
積極的に展覧会を開催し、その傍ら美術教師もこなされていたようです。
当時の渡航は大変なことだったと思われますが、確固たる目的のために
世界を旅し、見聞きした現地での経験が絵にいっぱい詰められています。
会場には染木さんの旅の手紙をまとめた
「書簡に託した『染木煦のミクロネジア紀行』」(出版:求龍堂)をご用意して
おります(参考として)。
遺品を整理されていたご家族によって2008年に発行された本です。
合わせて、ぜひご覧ください
会期:2012 7.17(火)-8.3(金)
休廊日:7/22(日)、28(土)、29(日)
営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)
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