逵正夫展開催中

前回、告知をさせていただきました
９月最後の展覧会を開催中です

逵正夫（つじ　まさお）

１９８３年 安井賞展に入選、１９９７年 自由美術展靉光賞、
１９９８年 現代美術選抜展に出品。

２００３年以降、毎年個展を開催。

自由美術協会会員。

当画廊では、２０余年前グループ展に参加されましたが、個展は
今回が初めてです。

それでは、会場風景をご紹介いたします

先生は長年、現代文明がかかえる光と影を時代の証言者として描き続けて
いらっしゃいます。

今回は、去年の東日本大震災で発生した原発事故の放射能汚染で
多大な被害を受けた福島県をテーマに描かれた作品、１８点を展示
しております。

作品のほとんどが８０号や１００号の大作。

実際に現地へ取材へ行って描かれたそうです。

グレーや青で描かれた作品たちからは憤りというよりは深い悲しみを感じます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　汚染地帯（2）    2012年    F80    油彩

「汚染地帯」（２）は放射能を数字で表した作品。
爆発事故によって数字がバラバラになってしまった様が描かれています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　表ウインドーの作品

先生は午後から毎日画廊にいらっしゃいますので、作者の声と共に
ぜひ、じっくりご覧になって下さい

会期：９/２９、土曜日まで。

営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）

次回展覧会のお知らせ

今月最後の展覧会のお知らせです

来週は、『逵 正夫個展』を開催いたします。

逵さんは自由美術協会で活躍される画家さんです。

今回の展覧会のテーマは「Fu Ku Shi Ma を忘れない」。

去年の３月１１日に発生した東日本大震災と原発事故について
描かれた作品を展示いたします。

ぜひご覧ください

会期：２０１２　９．２４（月）－２９（土）

営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）

杉原清司展開催中

前回告知をさせていただきました、杉原清司展が始まりました

今回は、油彩作品１２点。１９７０年代から８０年代の
画廊コレクションを展示しております

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　夕やけ   1972年   F50

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハレた日   1970年   F50   自由美術展靉光賞受賞

先生はそろそろ米寿を迎えられるお年になりました。

制作意欲は変わることなく、毎回展覧会には新作を出品して下さっています。

でも、今回はちょっとお休みです

先生の絵の魅力は、現代の風刺を匂わせつつ哀愁や温かな眼差し、癒しの
効果があることでしょうか。

口からモヤを出す人、煙突から排出される大量の煙を監視するようにじっと
見つめる男。

作品には何かしら時事問題とメッセージが込められていますが、柔らかな
色彩と優しいモチーフの形で、フッと肩の力を抜いて観ることができます。

先生はいつも作品について多くを語らず、自分の思ったように観てくれれば
良いと言われます。

説明を求めると、たばこをくゆらせながらにっこりされます

あれこれ深く考えず楽しんで観ていただければ幸いです。

ぜひお出掛け下さい

会期：２０１２　９．３（月）－２１（金）

休廊日：９/９（日）、１５（土）、１６（日）、１７（月・祝）

営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）