１０月最後の展覧会のお知らせです
来週からは『アオキスミエ展』を開催いたします。
今回は、１９７０年代から２０１０年までの鉛筆やパステルを使った作品と、
紙の立体作品を展示する予定です。
白地の紙を時間をかけて根気よく黒く塗りつぶしていき、
残った白で空間をデザインしていく、というのが先生の作品の特徴です。
身近な物を使った立体作品も必見です
ぜひ足をお運びください
会期：２０１２ １０/２９（月）－１１/１４（水）
休廊日：１１/３（土）、４（日）、１１（日）
営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）
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１０月も半ばになり、日中でも肌寒く感じるようになりました
秋も深まりつつあるこの季節、ちょうど１０年前の１３日に
漆原先生は亡くなられました。
今週から開催の展覧会は、
『～没後１０年を迎えて～ 漆原英子展』と題し
初期の作品から亡くなる直前までのものまでを展示しております。
それでは、会場風景と作品ををご紹介いたします
１９４６年に聖心インターナショナルを卒業した先生は、美術学校へは行かず、
様々な国際展を中心に活躍した阿部展也（1913年～1971年）に学びました。
一つの表現に留まらず新たな作風を追求し続けた恩師の影響でしょうか。
先生の作品は万華鏡で自己、あるいは全ての人間の内面を覗いたような
油彩画や動物と人間が合体したような幻想絵画、そしてコラージュ作品など、
短期間のうちに表現方法が様々に変化していったようです。
The Show Man 1956年 F30 油彩
（再び） 43.5×36.0cm 鉛筆・色鉛筆
「（再び）」。
こちらは肖像画でしょうか。
笑顔と青く鋭い眼の怖い顔はぴたりと張り付いています
表情は全く違いますが、“どちらも自分である”と両者の真っ直ぐな眼が語って
いるようです。
こういった絵は他にも何点か描かれています。
その種子 1969年 39.6×54.6cm 鉛筆・色鉛筆
先生の作品の特徴として、「その種子」の大きな耳に添えられているように、
絵のどこかに宝石や大冠が描かれることがあります
生前大ぶりな宝石を好まれたそうで、おそらくサインの代わりなのでしょう。
Bacchas,armless 1993年 40.0×30.5cm ｺﾗｰｼﾞｭ
コラージュ作品は今回２点のみ飾っておりますが、なんとも奇妙な形を
しています。初期の幾何学的構成や動物の一部を使い、人間を表現して
いるようです。
今でこそ珍しい表現方法ではありませんが、５０年ほど前にほぼ独学で制作
された作品たちに先生のセンスの良さを感じます。
不思議な漆原ワールドを堪能できる展覧会となっておりますので、ぜひじっくり
ご覧になって下さい
会期：２０１２ １０/１５（月）－２６（金）
休廊日：１０/２１（日）
営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）
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次回の展覧会のお知らせです
来週からは『～没後１０年を迎えて～ 漆原英子展』を開催いたします。
漆原先生の作風は、オートマティスム（自動記述、無意識にペン・筆を
はしらせる）の手法による幾何学的な構成であったり、動物と人間が
合体したような幻想的な人物画であったり、とても個性的です。
先生が亡くなられてから１０年の節目を迎えるにあたり、今回の展覧会では
油彩・水彩・パステル画など、初期に描かれた作品から後期の作品まで
十数点を展示する予定です。
ぜひ、足をお運びください
会期：２０１２ １０/１５（月）－２６（金）
休廊日：１０/２１（日）
営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）
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大型台風が通過したと思ったら次は１９号が接近中だとか
上陸はしないようですが、予報に気を付けてお出掛けいたしましょう
さて、今週から『伊藤朝彦展』を開催しておりますので
作品をご紹介いたします
油絵、パステル画など２０点全て新作です。
↑展示スペースの左壁に飾られた作品は、先生としてはドローイングを
活かした新しい描き方をした、お気に入りの 作品たちだそうです
軽いタッチで描かれているのですが、色彩と空間の使い方が今までの
先生の描き方と違うかな、と感じる作品です
自画像 2012年 P4 油彩・キャンバス
こちらは先生には珍しい自画像です。
先生をご存知の方は、そっくり！と思われるでしょう
手に花を持ち、遠くを見つめるつぶらな瞳がちょっと寂しげです。
（表ウインドー）晴れた日 2012年 P10 油彩・キャンバス
「晴れた日」、明るい黄色の背景と太陽を全身で受ける女性の穏やかな顔が
印象的な作品です。
来廊されたお客様から「円熟したね。いいね。」と感想をいただきました。
なるほど。説明的にならず、余計なものはどんどん削ぎ落とされ、
どの顔も先生のような柔和な表情をしています。
円熟とはいえ、まだまだ新しいことに挑戦しようとしている先生です。
今後もどんな作品が観られるか楽しみですね
展覧会期は２週間です。
ぜひ足をお運び下さい
会期：２０１２ １０/１（月）－１２（金）
休廊日：１０/７（日）、８（月・祝）
営業時間：１０：３０～１８：３０（最終日は１７：００まで）
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