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2012年11月

2012年11月28日 (水)

鈴木民保展開催中

毎日少しずつ冷え込みが厳しくなってきました。

お家でホカホカのんびりしたいところですが・・・

今月最後の展覧会、『鈴木民保展』が始まっております。

ぜひお出掛けください

鈴木先生(1946年静岡県生まれ)は、武蔵野美術大学芸術文化学科教授、
文化財保存修復学会、日本美術家連盟会員でいらっしゃいます。
無所属。各地で個展、グループ展を多数開催。

先生の研究テーマは「心の色、形の波動」だそうです。

詳しくはこちらをご覧下さい鈴木先生profile

それでは、会場風景と一部作品をご紹介いたします

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Photo_2                                     いろと風と   2012年   image:36×51.5cm   ドローイング

Photo_3                     △(さんかく)    2012年    M20号    油彩

Photo_4                      窓を見る    2012年    F100号    油彩

今回は、油彩が11点とドローイングが8点の計19点を展示しております。

油彩画は、書き溜めたドローイングの中からパッと頭に思い浮かんだ色や形を
基に、画布に絵の具を点描したりひっかいたり、布で拭いてまた描くという行為
を繰り返していくそうです。

画面は何層も厚塗りされた所もあれば、削られて画布が見えるほど下層
部分の絵の具が見えるところもあります。

風雨にさらされた古代の遺跡や壁画を連想するのは、やはり先生が絵画作品の
修復や保存に携わっていらっしゃるからでしょうか。

100号サイズの作品には感動します

ぜひ、じっくり観ていただきたいです

展覧会は土曜日まで。

会期:2012 11/26(月)-12/1(土)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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2012年11月20日 (火)

次回展覧会のお知らせ

来週からは『鈴木民保展』を開催いたします

当画廊では5年ぶり2回目の展覧会です。

先生は、武蔵野美術大学芸術文化学科教授、日本美術家連盟会員、
文化保存修復学会会員でいらっしゃいます。

今回は、油彩11点とドローイング他作品を8点展示する予定です。

ぜひお出掛けください

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会期:2012 11/26(月)-12/1(土)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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2012年11月17日 (土)

川島のぶ子展開催中

今週より、当画廊では初の個展となります
川島のぶ子展が始まりました

川島先生(1950年福岡県直方市生まれ)は、九州造形短期大学美術科を
卒業、イタリアのファエンツァ美大留学を経て数々の展覧会に出品。
第38回安井賞展に入選、第49回女流画家協会展にて奨励賞を受賞など、
複数受賞。
直方市谷尾美術館、田川市美術館、作品収蔵。
日本美術家連盟会員 “風の會”主宰。

また、九州造形短期大学公開講座で油絵を教えていらっしゃいます。

それでは、会場風景と作品の一部をご紹介いたします

今回は福岡県の筑豊地方を描いた油彩画など、23点を展示しております。

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Photo_2                       石炭Ⅱ    0号    油彩・キャンバス

筑豊は現在では過疎化が進んでいる地域ではありますが、明治時代以降、
石炭産業によって豊かになった土地です。

「石炭Ⅱ」は、その筑豊炭田で採れた黒光りする石炭と風景を描いた作品です。

石炭を描いた作品はこの他3点あり、活気のあった時代の懐かしさや哀愁を
感じさせる絵です。Photo_6                 漂    1995年    S100号    油彩・キャンバス

「漂」は鉄道のレールの下に使われ廃材となった枕木をモチーフに描かれて
います。

枕木の所々に付けられた○、△、×は木の使用可、不可を意味しています。

枕木から飛び出ている途中で切れてしまった有刺鉄線は、自分と社会との
繋がりを表しているそうです。

枕木も炭鉱のレールとして使われ筑豊の繁栄に欠かせなかったものです。

追想、色々な感情が込められた重みのある絵です。

この作品の発表が、ちょうど阪神淡路大震災の発生した年だった為か、
当時はその被災現場を描いたものだと思われる方もいらっしゃったとか。

今この絵に出会う方のなかには、まだ記憶に新しい去年の東日本大震災を連想
される方もいらっしゃるかもしれません。

Photo                                           新生    F20号    油彩・キャンバス

こちらの絵は空中に黒い物体が浮かび、亀裂から白い粒がこぼれ出ています。

「新生」は死と再生を表現した絵だそうです。

自然破壊によって腐ってしまった卵(黒い物体)から地上へ降り注ぐ涙(白い粒)、
そしてラッパを吹く天使は未来や再生を意味します。

筑豊の土地への複雑な心境から生み出された絵。

F6号で同じ絵をもう一つ展示しております。

Photo_4                        収穫    F8号    油彩・キャンバス

「収穫」は縁側に置いた取れ立てのたまねぎと後方に広がる美しい棚田を
描いた作品です。

「新生」のように、人類への警告ととれる強いメッセージ性は窺えませんが、
土地への愛着、自然を賛美する気持ちが込められた絵です。

会期は日曜日の休みを挟んであと4日。

先生は毎日来廊されます。

作家の声を聞き、作品の魅力を感じていただければ幸いです。                    

会期:2012 11/15(木)-22(木)

休廊日:11/18(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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2012年11月 6日 (火)

次回展覧会のお知らせ

次回の展覧会のお知らせです

来週からは、『川島のぶ子展』を開催いたします。

当廊では初個展となります。

現在、日本美術家連盟会員 “風の會”主宰
九州造形短期大学公開講座油絵講師をされています。

ぜひ足をお運び下さいDm_4

会期:2012 11/15(木)-22(木)

休廊日:11/18(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)




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2012年11月 1日 (木)

アオキスミエ展開催中

あと1週間ほどで立冬ですね。

今年の当廊の展覧会も残りわずかとなりました。

今週からは『アオキスミエ展』を開催しております

2年前は油彩をご紹介しましたが、今回は鉛筆画中心の展示です

Photo

13                    作品    1977年    535×385mm    鉛筆・紙

「作品」は、白地を何層も鉛筆で黒く塗りつぶし、わずかに白い部分を残して
デザインされています。

繰り返される行為は単調ではなく、所々微妙に四角の大きさを変えたり
ずらしたりすることで目の錯覚を起こさせるようなデザインになっています。

鉛筆画の大変根気のいった仕事ぶりが写真だとお伝えしにくいので、
会場で作品から離れたり近寄ったりしてじっくりご覧ください

P1140272                     マニ車(部分)    710×600mm    紙・糸

Photo_2                        ’10かさね    直径650mm    紙

立体作品は、牛乳瓶のふたや段ボールといった身近なモノを使って
作られています。

「マニ車」は、仏教の仏具の、あのマニ車から発想を得ているのでしょうか。
目が回りそうなふたの数に何か意味があるのかと思い、ちょっと数えてみ
ました。

34個でひと括りにされたふたがおよそ221個

くるくる回せたら・・・と思いつつ手を引っ込めました。

ぜひ、こちらも実際にご覧になって面白さを実感してください。 

会期:2012 10/29(月)-11/14(水)

休廊日:11/3(土)、4(日)、11(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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