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2013年5月

2013年5月30日 (木)

Shizu Shimada×Olivier Debré展 開催中

今年は少し早めの梅雨入りです。

雨が降ったり止んだり

こんな季節こそ、のんびり美術鑑賞はオススメです

今週から『画廊コレクションによる Shizu Shimada×Olivier Debré展』が
始まりました

20年間フランス、ヨーロッパ画壇で活躍し、現在も国内を中心に作品を発表
し続けていらっしゃる嶋田しづ先生と、ご友人でヨーロッパを拠点として舞台
装飾や公共施設の壁画などを手掛け活躍した、オリヴィエ・ドゥブレの二人展
です。

嶋田しづ先生は、1923年樺太(サハリン)生まれ。
1942年に女子美術専門学校師範科西洋画部(現女子美術大学)を卒業後、
早稲田大学で會津八一に師事。二紀会で新人賞、同人賞、最優秀賞を受賞後、
1958年に渡仏。帰国後は国内を中心に活動中。
2007年に第15回井上靖文化賞を受賞。女子美術大学名誉博士。

オリヴィエ・ドゥブレは、1920年パリ生まれ。
1938年にパリのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)に合格。叔父の建築家
ジャック・ドゥバ=ポンサンが指導する建築家のアトリエに入る。その後、ピカソの
アトリエを頻繁に訪ね、大きな影響を受ける。1965年にサロン・デ・レアリテ・ヌー
ヴェルの会員になる。展覧会に油彩画を発表、受賞する一方、公共施設の注文を
多数受けるなど、1999年に79歳で亡くなるまで活躍されました。
日本での個展は1970年と1991年。1998年に神奈川県立近代美術館で仕事の
全貌を紹介される。

Photo_4   

今回は二人の1960年代から70年代の作品を並べてみました。

リズミカルで伸びやか、そして生命の息吹を強く感じる作品です。

ヨーロッパに愛された二人の芸術家の魅力を、ぜひご覧ください

Photo_3

展覧会初日にしづ先生が来廊されました。

90歳とは思えないほどお元気でした!

会期:2013 5.27(月)-6.14(金)

休廊日:6/2(日)、8(土)、9(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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2013年5月21日 (火)

次回展覧会のお知らせ

来週から『Shizu Shimada×Olivier Debré展』を開催いたします。

長年パリを拠点に制作活動を続け、高い評価を得た洋画家、嶋田しづ。

そして、嶋田先生のご紹介で1970年に当画廊で初個展を開催した、
世界的に有名な画家、オリヴィエ・ドゥブレ。

躍動感のある2人の画家の1960年代から70年代の作品を
展示いたします。

ぜひ、足をお運びください

Photo
会期:2013 5.27(月)-6.14(金)

休廊日:6/2(日)、8(土)、9(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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2013年5月16日 (木)

『展』展 開催中

今週から、独立美術協会で活躍中の岡田忠明・白野文敏・松永久による
『展』展が始まりました

本展は、2002年から2009年まで銀座の画廊や埼玉県立近代美術館で
開催された「4人の視座」展の志を引き継ぎ、江田 豊氏を欠いた3人によって
結成された展覧会です。

油彩、顔料、アクリルなどを使った3人の作品は表現方法は異なるものの、
根底には自然への賛美や和といった共通点があるようです。

画廊の白壁にしっくりくるモダンアートです

それでは先生方のプロフィールと作品をご紹介いたします

Photo                淤能碁呂onokoro-1351(Ⅰ) (Ⅱ) (Ⅲ)    2013年
                          綿布・黒鉛・硫酸カルシウム・顔料他・パネル

岡田 忠明(おかだ ただあき)
1948年埼玉県生まれ。東京芸術大学大学院を卒業後、北関東美術展などに
参加。独立展にて奨励賞、独立賞を受賞し2002年には文化庁派遣芸術家在外
研修員として渡仏。能と現代美術のコラボレーション ヨーロッパ公演を果たす。
2000年に放送されたテレビドラマ「Beautiful Life」の一場面で作品が紹介される
など、幅広く活躍中。
当画廊では今回初の展覧会です。

作品の題名「淤能碁呂」 とは、日本神話「古事記」によるもので、この世がまだ
混沌としている中でイザナギ、イザナミの尊(みこと)によって初めて創られた島(国)
を意味します。

初めて創られた=原点であることから“制作にあたりもう一度原点に戻って
己を見つめ直そう”という意味で、題名に選ばれたそうです。

油彩で人物画などを描き、様々な自己開拓を経て現在の形に辿り着かれました。

しっとりとした白と黒のコントラストに日本の風土を感じる作品です。

Photo_2                (左)外と内 (右)内と外    2013年    アクリル・方解末・キャンバス

白野 文敏(しろの ふみとし)
1934年大分県生まれ。多摩美術大学卒業後、西日本洋画新人秀作展受賞。
独立展にて独立賞/児島記念賞を受賞などを経て、1973年に文化庁派遣
芸術家在外研修員として渡仏。多数個展、展覧会に出品。
1971年には当画廊にて初個展を開催、幾何学的抽象の平面作品を展示
しました。

今回の作品は立体で重量は一点が約50キロだそうです

重厚感のある作品です。

先生に何か具体的な物をイメージして作られたのか伺ってみたところ、
表現しているのは何かひとつではなくこの世に存在する人・モノ・自然の全て、
美しいと感じる心が込められているようです。

「全は個、個は全。」という先生の言葉が印象的でした。

Photo_3                       相    2013年    油彩・キャンバス

松永 久(まつなが ひさ)
1944年愛知県生まれ。東京芸術大学大学院を卒業後、71年まで
同大学副手を勤める。元赤坂離宮天井絵画修復従事。
独立展にて独立賞/鳥海賞受賞などを経て、1988年文化庁派遣芸術家
在外研修員として渡仏。多数展覧会に出品。
当画廊では今回初の展覧会です。

松永先生の作品からは、白野先生と制作過程は全く違うのに、やはり共通する
もの、空気を感じます。

大胆で力強いようで隅々まで繊細な作品です。

天井絵画の修復技術や渡仏の経験が凝縮された美しい作品です。

会期は5月24日(金)まで。

先生方は毎日いらっしゃいます。

ぜひ、お出掛けくださいP1150829

会期:2013 5.13(月)-24(金)

休廊日:5/19(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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2013年5月 3日 (金)

次回展覧会のお知らせ

5月13日(月)より、岡田忠明・白野文敏・松永久(五十音順)による
3人展、『展』を開催いたします。

3名とも独立美術協会で活躍されている画家さんです。

ぜひ足をお運びください

Photo_3

会期:2013 5.13(月)-24(金)

休廊日:5/19(日)

営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)

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