漆原英子展 開催中
前回告知をさせていただきました、7月最後の展覧会
『漆原英子展』が今週より始まりました
去年の10月に没後10周年を迎え、初期から亡くなる直前までの作品を
ご紹介いたしました。
今回は、1960年代から1992年までの紙に色鉛筆やパステルで描かれ
た作品を17点展示しております
漆原先生は動物と人間が融合したような幻想絵画を多く遺しました。
鋭いくちばし、攻撃的な瞳、強烈な色使いと質感。
こちらに向けられた生々しい眼差しからは“人間とは何か”、“自分は何者なの
か”といった人間の本質を問いかける強いメッセージ性を感じます。
観る側を不安にさせ落ち着かなくさせる要素を含みながら、何故か見入って
しまう不思議な魅力を持った絵です
狂気と美を絶妙な色彩感覚と構図で表現しているため、目をそらすことが
出来ないのかもしれません。
T-25 1978年 31.2×44cm 水彩・パステル・鉛筆
thing with three round black eyes, upside down nose
1992年 44.5×37cm パステル
生前、彼女は作品についてあまり語りたがらなかったそうです。
大半の作品は無題なので何を伝えたかったかは不明ですが、一見の価値あり
ぜひ、お出掛けください
会期:2013 7.29(月)-8.30(金)
休廊日:8/4(日)、10(土)、11(日)、14(水)~27(火)
営業時間:10:30~18:30(最終日は17:00まで)
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